六等星の瞬き

ひっそりと本(児童書)について書きます。たまに雑記も。

児童書以外の書籍・文学

【感想】『ビーグル号世界周航記』ダーウィンが進化論の着想を得た旅の記録

「進化論」で有名なダーウィンが大学を卒業後、イギリス海軍の測量船・ビーグル号に同乗した際の記録。ビーグル号は1831年に周航の旅に出た。この周航記には南米各地の驚くべき自然や人物が生き生きと描かれている。ダーウィンの飽くなき好奇心と洞察力が光…

『幸福な王子』だけじゃない「オスカーワイルド」の魅力【英文学】

童話『幸福な王子』*1の作者、オスカーワイルド(1954~1900)の作品には童話作品のほかに刺激的かつ耽美な作風のものもあります。その生涯も波乱に満ちたものでした。『幸福な王子』をはじめとした童話文学とそれ以外の文学では全く違った雰囲気があります。…

『カラマーゾフの兄弟』、素人目線の読書記録

『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー)は面白かった。でもそれは現代の日本の小説に対して使う「面白い」と随分違ったニュアンスで、「よく分からないなりに頑張って読み進めると次第に酔わされる感じで熱い」という感覚なのです。

『マノン・レスコー』(プレヴォ)あらすじと感想

『マノン・レスコー』、プレヴォ作。フランスの恋愛悲劇。数多くの舞台や映像作品があり、プッチーニの歌劇の吹奏楽アレンジは、コンクールの自由曲候補に挙がることも多いのでご存知の方も多いかもしれません。その原作についてあらすじや感想をまとめたい…

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