六等星の瞬き

ひっそりと本(児童書)について書きます。たまに雑記も。

2019-01-01から1年間の記事一覧

『黒魔女さんの呪いの学園』2019年7月の新刊(黒魔女さんが通る6年生8巻)とLINEスタンプ感想

そういえば新刊っていつ出るんだっけー?と思って調べたらすでに出てました…。しかもラインスタンプも発売していますし。びっくりです。 新刊『黒魔女さんの呪いの学園』感想 『黒魔女さんが通る‼』六年生編の8巻にあたる。石崎洋司作、亜沙美絵。藤田香キャ…

極上のつめたい怖さ、石崎洋司作『世界の果ての魔女学校』紹介&感想

悪意と人間の業を感じる何ともつめたい話でした。それでいて美しい文章と情景、安易な残酷に走らないのがさすが児童書です。 さて作者は青い鳥文庫の「黒魔女さんが通る‼」シリーズと石崎洋司先生なのですが、黒魔女さんファン的には怖さ倍増です。勿論普通…

『幸福な王子』だけじゃない「オスカーワイルド」の魅力【英文学】

童話『幸福な王子』*1の作者、オスカーワイルド(1954~1900)の作品には童話作品のほかに刺激的かつ耽美な作風のものもあります。その生涯も波乱に満ちたものでした。『幸福な王子』をはじめとした童話文学とそれ以外の文学では全く違った雰囲気があります。…

【紹介】まんが世界ふしぎ物語(古代遺跡のロマンを感じる学習漫画)

たかしよいち原作、吉川豊漫画、理論社全10巻。数ある子供向け学習漫画の中でも、古代文明&古代遺跡に特化した作品。古代文明や考古学、発掘秘話を叙情的に描きます。この作品はメイン登場人物と設定がユニークなのも魅力ポイント。

青い鳥文庫新訳『小公女』が3月に発売!

何となく青い鳥文庫の公式サイトを見ていたら、3月の新刊の中に『リトル プリンセス 小公女』があるのを見つけました。藤田香先生の絵に、石崎洋司先生の新訳!これは黒魔女さんファン的には熱いですよ。散々黒魔女さんが通る‼について語っているこのブログ…

『カラマーゾフの兄弟』、素人目線の読書記録

『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー)は面白かった。でもそれは現代の日本の小説に対して使う「面白い」と随分違ったニュアンスで、「よく分からないなりに頑張って読み進めると次第に酔わされる感じで熱い」という感覚なのです。

アニメ版 NO.6の功罪② 原作との比較【ネタバレ注意】

この記事はアニメ版『NO.6』(原作:あさのあつこ)について書いたものです。アニメと原作の客観的相違点については、①の記事で書きましたので、今回は主観的に好きな部分、少し残念に思う部分をまとめております。それにしても、かれこれ8年近く前の深夜ア…

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